自社のビジネスをBASiCS(ベーシックス)で戦略的に考えよう!
- 2015/09/17
学生に課題でサイトを作らせる時に、まずはコンセプトを考えてもらいます。しかし、これがなかなか書けない(笑)
そこで、何か良い方法はないかな?と考えていたら、以前にマーケティングの音声セミナーで聞いた「BASiCS」が頭に浮かびました。
戦略BASiCS(ベーシックス)
「BASiCS」とは、ストラテジー&タクティクス株式会社の佐藤義典氏が提唱されている考え方です。戦略の基本という意味を込めて「BASiCS」と名付けられたそうです。
- Battlefield (戦場・競合)
- Asset (独自資源)
- Strength (強み・差別化)
- Customer (顧客セグメント)
- Selling Message (売り文句)
※ちなみに、「i」は語呂合わせということです。
ストラテジー&タクティクス社のサイトには、こう書かれています。
こうしてみると、経営戦略論と大上段に言っても、
1)儲かる戦場で戦えば儲かる
2)独自資産を持てば儲かる
3)差別化できれば儲かる
4)顧客志向で考えれば儲かる
5)良いメッセージを送れば儲かるの5つしか無いんですね。複雑な話ではありません。MBAで習うことって、実はこれを複雑に、精緻にしたことなのですが、本質はこんなことです。
ストラテジー&タクティクスの戦略ツール
戦略BASiCS
うん、なるほど!
確かにシンプルです。
これって、会社や商品だけでなく、クリエイターとしても方向性を考える上で重要ですよね。
では、BASiCSを見ていきましょう。
- Battlefield (戦場・市場・競合)
-
どこで戦っているのか?もしくは、どこで戦うべきなのか?
勝てる戦場はどこなのか?
強みを活かせる場所はこどなのか?また、競合する会社はどこなのか?
音声セミナーでは、競合を誤認しているケースも多いと話されていました。 - Asset (独自資源)
-
他社には無い製品や他社より優れている技術やサービス。
それが自社の独自資源です。 - Strength (強み・差別化)
-
同じ市場でで競合する他社よりも優れた技術があれば、
それが強みであり差別化できる点です。 - Customer (顧客セグメント)
-
自社の製品やサービスでハッピーになれるのはどんな人か?
男性なのか女性なのか
年齢層は?
地域は?それがターゲットになります。
- Selling Message (売り文句)
-
顧客の心に届くメッセージは?
それが、売り文句やキャッチコピーになります。
少し思い出したので追記しておきます。
例えば、マクドナルドの場合、単純に考えれば競合は「モスバーガー」や「ロッテリア」と思いがちだけど、実は競合はハンバーガーショップだけではなくて、ファミレスやコンビニだったり吉野家かもしれない。そんな話をされていたように思います。
今回は、学生のポートフォリオサイト制作に、この「BASiCS」を活用してコンセプトメイキングに挑みたいと思います。
「戦略BASiCS」について興味のある方は、↓こちらをご覧ください。